SEO対策に難しいテクニックは必要ない!
私がネットを使ったペット関連の仕事をやり始めた10年ほど前は、SEO対策という名のテクニック論が席巻していました。
相互リンクをたくさん依頼しましょうとか、ページランクの高いサイトにバナー広告を出しましょうとか、内部対策を意識したページを作りましょうとか・・・
よく分らないSEO対策会社からのセールス電話も頻繁に有ったものです。
その頃はそういったテクニックが通用していましたので、あるキーワードで検索すると中身のないアフィリエイトサイトばかりが上位に表示される・・・なんて事もよく有りましたよね。
それが、数年前にgoogleが行ったペンギンアップデートやパンダアップデートと呼ばれるアルゴリズムの変更でSEOに対する対策も激変したんですね。
どう変わったかというと、簡単に言えばコンテンツ重視。
今までのテクニックだけで上位表示されていたサイトがことごとく圏外に追いやられてしまいました。
という事で、現在ではどういうサイトが上位表示されやすいのか?
今回は、私の経験もふまえて少し解説したいと思います。
なんの対策も行っていないページがいきなり検索1位表示!
とりあえず事例を見ていただいた方が早いと思いますので、私が作成したサイトを少し紹介しますと、まずはこちらのページ。
「子犬の選び方」という検索キーワードで常に1位~2位の表示になっています。
そして、半年ほど前に開設した新しいサイトなのですが、こちらのボステリJAPANという情報ポータルサイトは「ボステリ」で3位以内、「ボストンテリア」では1ページ~2ページ目には常に自然検索であがっています。
他にもドッグフードの専門サイトでも商品名では常に上位ですし、同業者さん等から依頼されて作ったサイトもそれぞれ狙ったキーワードで上位表示されていたりします。
当然、SEOに対してはまったくお金はかけていませんし、被リンクが大量にあるわけでもありません。
私も最初は不思議だったのですが、いろいろ検証しながらやってみると、意外だけど考えてみれば当たり前というある事実に気付いたんですね。
もっとも、たいしたキーワードじゃないやん!って声も聞こえて来そうですが、実はここがまず最初のポイントだったりするのです。
量より質にこだわったキーワードを狙い撃つ!
欲を言えばビッグキーワードで上位表示される方が良いのかもしれません。我々の業界であれば「ペット」とか「子犬」とかでしょうか。
でもね、今はやみくもにお金かけてビッグキーワードを追っかける時代じゃないのです。あえて追っかけないといけないのは広告モデルの総合ポータルサイトだけじゃないですかね。
というのも、以前と違って一般のネットユーザーさんの検索の仕方が劇的に変わってきたんですね。どういう事かというと、簡単に言えばより細分化されてきたという事です。
例えば近くにトリミングサロンがないかな?なんて時は「渋谷区 トリミングサロン 小型犬」みたいな検索ですし、愛犬の病気を調べる時などは「犬 皮膚のかゆみ」みたいに細かくなってきたという事。
本気度の高い人ほど「ペット」とか「子犬」みたいな大きなくくりでは検索しないんですね。
そして、我々としてもなんとなくサイトに迷い込んだ有象無象のアクセスより、例えば本気でトリミングサロンを探している、あるいは、あるブランドのドッグフードを買おうと思って検索しているといったアクセスを取り込んだ方が顧客化しやすいですよね。
という事で、サイトにアクセスしてもらいたい人はどんな人なのか? その人はどんなキーワードで検索するのか? それを明確にして、ピンポイントで狙っていくという事がまず大事です。
ちなみにですが、私のサイトの「子犬の選び方」ですが、サイト自体が子犬の仲介販売サイトですのでちょっと胡散臭がられる事もあるんですよね。そこで、子犬販売情報を見る前に、入口の部分でなるほどと思ってもらおうと考えてこのページに力を入れました。
ボステリJAPANについては、子犬仲介販売では私の主力犬種ですから、ひとつはブランディングと、もうひとつはそこからの導線を期待しての狙い撃ちだったのです。
どちらも何万もアクセスが来るわけではありませんが、濃いお問合わせや購入にしっかり貢献してくれています。
では、具体的にどういうサイト作りを行うのか?
「ボステリJAPAN」と「子犬の選び方」に共通するのは、とにかく情報重視である事。画像もテキストもふんだんですよね。
このテーマに関しては他のサイトには負けない!くらいの情報量をめざす事ですね。
あとは細かいテクニックなのですが、ひと頃言われた内部対策については今はWordPressを使えばほぼ自動的に解決できます。
ちなみにWordPressはGoogleも推奨しているくらいですから、これは使わない手はありませんよね。
次に、文章を書く時には狙ったキーワードを常に意識する事(キーワードをほどよく文章に盛り込む)、それとページのタイトルには必ず狙ったキーワードを入れる事です。
また、これは私の経験値なのでなんとも言えませんが、文字の大きさはあまり小さいとSEO上も不利のような気がします。
このサイトもそれを意識して、Yahoo!ニュースなどで使われている文字の大きさを意識していますが、やはり、見る人の事を考えた文字サイズというものを意識してから上位に表示されやすくなりました。
と、結局は濃い情報を意識しましょう!という単純な話しだったのですが、Googleとしても検索ユーザーが何を求めているのか?という基準でアルゴリズムを進化させてきたわけですので、やはり結局はそうなってくるんでしょうね。
会員さんについては細かいサイト診断も行っておりますので、ぜひ気軽にご依頼ください。
2016.03.12 | コメント(0) | トラックバック(0) | マーケティング
